『 泉州の朝掘り筍 』
5月の初め、大阪泉州の筍堀りを体験しました。
色々な意味で、本当に貴重な体験をさせて頂きました。
まずは、シュタ~ン♪と1クリックミ☆

大阪南部、いわゆる泉州っ子の、私の彼女 。
地元の日本料理店にも収める、良質な筍の生産者の方が、
ご親戚の方におられることを、以前から聞いていました。
今回、彼女のお父様のご好意で、
その生産者の方のご紹介と、現地で実際に朝掘りの筍堀りを体験させて頂きました。
早朝8時に、彼女の実家にお伺いして、その後、彼女とお父様と一緒に、車で現地へ。
ジュラシック・パークに到着です (嘘です。笑)
徒歩で、筍が待っている、奥深い現場に向かいます ⇒ ジュラシック・パーク引っ張りすぎ
現地の到着。
背の高い竹がうっそうと茂っています。
切り株。覗いてみましたが、かぐや姫はいませんでした。
美味しい筍を産する、泉州の筍の竹林は、とても傾斜が急です
つい、足を取られて滑り落ちそうです。
竹林の頂上に登ると、とても見晴らしが良いです。
手前は、みかん畑
さて、筍堀りを始めます。
足元を見て、土の表面がぷっくり浮いている所(筍が地表に出ていない状態)の周囲を掘る・・・
と良く言いますが、
素人に、それを発見するのは、まず無理だと思います。
彼女の叔母さんが、私達が来る前に、目印として、笹の葉を立てて下さってて、
その周囲を掘ります。
筍の周囲、半径30cm程度の土を掘り起こします。
これが凄く大変な作業です
屈みながら、ひたすら周囲の土を、深く掘って行きます。
そして、ほり(L字型の筍を掘る道具)の支点を、筍の根元の近くに付け、
テコの原理で、一気に筍を根元から掘り起こします。
この掘り起こしの作業が、凄く難しいです。
土を掘る深さが浅くて、筍の根元の下まで到達していない状態で、
掘り起こすと、筍の胴体をえぐり取ってしまう状況になってしまいます。
また、竹の根が地中に張っていると、その硬い根に当たってしまい。
なかなか掘り起こすことができません。
こちらは、お見事!!
彼女のお父様が掘った筍です。長年の経験による熟練された技ですね。
双子の筍です。
まだ1時間も経っていないのに、大量の汗が、全身から湧き出てきます。
息も荒くなる・・・。
このような過酷な作業を、筍の収穫時期の僅かな期間といえども、
毎日、早朝からされている、生産者の方は凄いと思います。
大きいのが収穫できました
大分、採れてきましたね
この日に収穫した筍を、彼女のお父様が、鍋に付きっきりで、湯がいてくれました。
泉州の筍。
毎年4月頃になると、色々な筍の生産地に訪れてきましたが、
今までに経験したことのない、美味しさでした。
どういうふうに、美味しいかというと、
まず、とても柔らかいです。
そして、噛んだ時に水分がほとばしりそうなくらい、瑞々しい。
さらに、筍特有のえぐみが全く感じられない。
筍の名産地では、収穫時期だけでなく、一年を通して、入念に土の手入れをするそうです。
しかし、今回訪れた、筍農園の生産者である、叔母さんにお伺いすると、
必要以上に手をかけることがないそうです。むしろ、自然に任せて。
もちろん、私達の見えない所での大変な作業を、あえて口に出さない方なのだと思いますが、
それだけでなく、
必要以上に手をかけ過ぎない育て方が、この土地の合っていて、美味しい筍ができる
秘訣かもしれません。
太陽が上がって来ました。
笹の隙間から入り込んでくる、木漏れ日が気持ち良いです
生産者の方に色々なお話を聞けて、貴重な体験をさせて頂きました。
今回、訪れた場所の詳細については、ご迷惑をおかけしてはいけないので、
掲載致しません。
大阪泉州。自信を持って、最も美味しい筍の産地として、
全国に発信しても良いのではないでしょうか
筍の焜炉焼きの香ばしい臭いに、
昏睡状態な、むささび太郎にクリック(*^▽^*)σ
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